退職の意向を伝えた当日に退職を促され、即日退職しました。
保険証が使用できるのは退職日当日までで、新しい保険証が届くまでには数週間かかります。
適応障害の症状が悪化していた私は、退職したその足で精神科へ向かいました。
①精神科の診察
②診断と処方された薬
③日常生活で気をつけること
初めての精神科
私は想定外の即日退職だったため、退職した日に病院を受診することが最優先でした。
しかし心療内科や精神科は基本予約制です。
1件予約制の記載がない精神科を見つけ、ダメ元で病院に向かいました。
受付で事情を聞かれたため説明すると、最後に診ていただけることになりました。
私は焦っていたため電話をせずに行ってしまいましたが、原則予約制な病院が多いため、まずは電話連絡をおすすめします。
受け入れる余裕がなく、診て貰えない可能性も十分あります。
精神科での診察内容
30分程話をしながらの診察が行われました。
ただ質問されるだけではなく、会話することが重視された診察でした。
個室に先生と1対1ですが、リラックスした雰囲気で診察を受けることが出来ました。
最終的な診断は以下の通りです。
- 抑うつ状態
- 環境の変化が原因
- 適応障害と診断
原因は転居・転職・職種内容の3つで、ストレスイベントが重なり調子を崩している状態でした。
もしも在職中であれば、休職を検討する状況だったそうです。
私は退職でストレスイベントが減るため、3か月程で良くなりますと説明を受けました。
回復まではしばらく掛かりましたが、病名が判明して良かったです。
関連【適応障害】転職と引っ越しによるストレス|徐々に現れた症状編
適応障害の診断基準やうつ病との違いもまとめています。
処方された薬
頓服で抗不安薬が5回分処方されました。
処方された薬は「ソラナックス」です。
私は入眠障害がなく、今後睡眠状態が改善する可能性も高いことから睡眠剤は処方されませんでした。
後日抗不安薬を服用するタイミングがあり、受診していて本当に良かったと思いました。
関連【適応障害】仕事を辞めた後に症状が悪化│具体的な症状を解説
ソラナックスを使用した場面もお話していますので、併せてご覧下さい。
日常生活のアドバイス
日常生活のポイントについて説明を受けました。
- EPAとDHAを摂取
- 魚からの摂取がおすすめ
- 太陽光を浴びる
- 朝夕少し散歩する
これから簡単に解説します。
EPA・DHAと魚の種類
EPA・DHAは神経細胞の保護などによって、抗うつ作用を示す報告があると説明を受けました。
おすすめされた魚は以下の通りです。
EPA・DHAは不飽和脂肪酸で、体内でほとんど合成することができない必須脂肪酸に含まれます。
ただし、熱や光、空気で酸化しやすく、過酸化脂質になるので注意が必要です。
高温で調理すると大気中の酸素と反応し過酸化脂質となるので、食物として摂る場合、揚げ物や炒め物よりドレッシングなどに向いています。
食事やサプリメントなど体外から摂取する必要があります。
関連【EPAとDHA】抑うつ状態との関係│効果的な摂り方とサプリ
私は毎日魚を摂るのが難しく、サプリメントも利用していました。
太陽光を浴びる
太陽光を浴びることも大切です。
「外に出たくない時もあるかもしれませんが、朝と夕方に少し外を歩くようにして下さい。」と説明を受けました。
太陽光を浴びる理由は以下の通りです。
室内にいる時もカーテンを開けて、太陽光を入れるようにと助言を受けました。
レースカーテン越しの太陽光で問題ありません。
先生から「窓際で過ごすこと」もおすすめされました。
関連【適応障害】自宅療養│経験者が簡単な生活リズムの整え方を解説
精神科を受診して感じたこと
精神科病棟で実習をしたことはありますが、外来は初めてで少し緊張しました。
受付で名前を記入しますが、記入後はすぐに医療事務の方が確認していました。
確認後はマジックペンで名前を消し、個人情報の保護に努めていました。
個人情報の保護というと、閉塞感があるように感じるかもしれません。
どうしても精神科は他の科に比べ受診しづらい傾向がありますが、院内の雰囲気は他の病院と変わりません。
HPが開設されている病院も多いので、まずは病院の雰囲気を知ることから始めてみませんか?
私が病院受診を決めた理由はこちらでお話ししています。
適応障害の経験談に興味がある方はこちらをどうぞ!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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