①HSPを知るのが近道
②私が私を守る方法
③自分らしく生きる
私はずっと看護師として働いています。
以前引っ越しと未経験の科への転職が原因で、適応障害と診断されました。
詳細【適応障害】生きづらい│症状出現から回復するまでの話【まとめ】
元々プレッシャーを感じやすく、抱え込む性格だと自分でも分かっていましたが、紹介する本を読んでHSP気質だと気付きました。
- 自己肯定感が低い
- 人の気持ちに同調しやすい
- 自分より相手に合わせるなど
特に適応障害になってからは今までに増して、生きづらさを感じて本当に辛かったです。
毎日「みんな普通に生活ができて、羨ましい」と考えてました。
今回紹介する本には「自分を大切にする方法」が紹介されています。
私は「敏感過ぎて生きづらい人の明日からラクになれる本」を読んだことで、私に不足していた3つのことに気付きました。
- 自分自身を大切にできていなかった
- 対処方法を知らなかった
- 必要以上に傷ついていた
たった1冊の本ですが、私にとっては肩の力を抜いて生きていくきっかけの1つになった本です。
私は本を読むことで、救われる気持ちが確かにありました!
著作権の関係で詳しく説明できませんが、概要も簡単に紹介します!
HSPとは病気ではなく気質
諸説ありますが、世界の約15〜20%の人々がHSPと言われています。
HSPの特徴は以下の通りです。
- 大人数が苦手
- 自分を責めてしまう
- 自分の気持ちは後回し
- 周囲の感情に左右されやすいなど
今回紹介する本の「はじめに」で、以下のような文章があります。
HSPは純粋で感度が高く直感にすぐれていますが、自他を区別し自分を守る境界線(自我)が弱いので、周りの負のエネルギーに狙われたり、エネルギーを吸い取られてしまう傾向があります。
長沼睦雄,敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本,永岡書店,2017,2-3P
気質は性格とは違い、HSPは「先天的な気質」と言われています。
当てはまる点が多く驚きました。
HSPの本と看護師の私
私はマイナスな感情に引っ張られやすいです。
これは私にとっては当たり前だったので、そうではない人もいると知った時衝撃を受けました。
例えば、近くに怒っている人がいると気分が落ち込んだり、恐怖を感じることもあります。
- 子どもを怒鳴る親御さん
- 理不尽にキレる大人
- 気分屋な人など
日常で遭遇する場面では、子どもに怒鳴っている親御さんが特に苦手です。
溜まりに溜まった感情が爆発しているように見えて、気持ちが落ち着きません。
正確には親御さんが苦手なのではなく怒っている人、特に怒鳴っている人が本当に苦手です。
私と関係がないことも、意味がないことも分かっていますが、萎縮して気まずい気持ちになります。
HSPの良い所
このように周囲の感情が気になり、疲れてしまうこともありますが仕事では良い面もあります。
夜勤前の挨拶で患者さんから「あなたで良かった!」と言われたことがあります。
他の看護師にも同じように声を掛けているかもしれませんが、それでもやっぱり嬉しかったです。
HSPは敏感さのおかげで「人の心に寄り添うこともできる」といわれているそうです。
素敵な部分はしっかり伸ばしたいですね!
敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本
私が読んだ本は、敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本です。
タイトル通り、明日からすぐに役立つ、知っていると心が落ち着く対処法が解説されています。
長沼先生は、日本では数少ないHSP臨床医です。
第1章はHSPの解説、第2〜5章はケース別の解説となっています。
①HSPの解説
②自分自身と向き合う
③周囲に巻き込まれない対処
④仕事で抱えやすい問題の対処
⑤健康と食事の悩み
⑥周囲の人がHSPの場合
⑦身体の症状とHSPの関係
対処方法とコツがテーマ別に、約150ページにも渡って解説されています。
日常生活の中で直面する場面が具体的に解説され、生きづらさを和らげる心構えを知ることができます。
好きなページだけ読むこともできますので、必要なアドバイスがすぐに見つかります。
私は自分に当てはまるケースを、繰り返し読みました。
セルフケアのコツが箇条書きで分かりやすいです!
HSPの本を読んだ感想
正直にお話すると、タイトル後半の「明日からラクになれる」は少し言い過ぎかもしれません。
本当に楽になるかは自分次第で、すぐに変わるのは難しいためです。
しかし、自分の気持ちを落ち着かせる根拠を知ることで、大きな安心感が得られます。
- 心構えを知る
- 自分自身を受け入れる
- よりよい方向に持っていく
私にとっては当てはまる項目を読んで納得し、自分自身を受け入れて対処法を得ることができる本です。
自分の気質と苦手なことを受け入れることで、自分を守る方法が分かり自信もつきました。
特に「セルフケアのコツ・生きづらさを解消するための心構え」がとても参考になります。
本の中でも紹介されていますが「マイナスの感情を遮断するバリア」を意識することで、生きづらさが少しずつ和らいでいると実感しています。
今も周囲に迷惑がかからないよう、自分を守る方法を実践中です!
HSPで生きづらい人と本のまとめ
私は敏感すぎる部分をどうしたら良いのか分からず、困るばかりで我慢してきました。
これは自分の悪い部分だと決めつけることで、返って苦しい思いをすることも多かったです。
今回紹介した本のエピローグで、以下のような文章があります。
HSPは非HSPができないものを身に受けることのできる特異体質といってもいいわけですが、目には見えないものの中にこそ人間にとって大切なものが隠されていることに気がついています。目に見えるものだけがすべてではないことを体感的に理解しているのです。
長沼睦雄,敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本,永岡書店,2017,212-213P
綺麗事かもしれませんが、私は紹介した本が「自分を受け入れる意味」を考えるきっかけにもなりました。
現在適応障害は良くなりましたが、HSP気質はそのままです。
今でも時々読み返して、少しでも自分らしく生きるための方法を考えています。
全く違う景色が見えるようになり、今では毎日楽しく暮らしています。
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