感染性胃腸炎は「うつる病気」です。
ウイルス性・細菌性があります。
記事にした病原体は以下の通りです。
- ノロウイルスとロタウイルス
- ブドウ球菌
- 腸炎ビブリオ
- サルモネラ
- カンピロバクター
- 腸管出血性大腸菌(O-157等)
潜伏期間が長い、重症化しやすい病原体もあり注意が必要です。
胃腸炎は感染予防・重症化対策が重要となります。
ぜひ参考にして下さい!
ウイルス性胃腸炎
①感染性胃腸炎の種類
②ノロとロタの特徴と症状
③治療について
④家庭での2次感染予防
⑤対象別の消毒液の作り方
ノロとロタの大きな違いは下記のとおりです。
- 潜伏期間1〜2日
- 約1週間便と共に排泄
- 多くの場合発熱は軽度な傾向
- 約1〜2日続く
- 潜伏期間2〜4日
- 約10日便と共に排泄
- 乳幼児は症状が激しいことが多い
- 約2〜7日で治まる
診断と治療
問診と症状から総合的に判断されています。
ウイルス性胃腸炎には効果的な抗ウイルス剤がありません。
基本的に対症療法が行われます!
感染症対策
ノロウイルスもロタウイルスも感染するため、感染拡大を防ぐことが重要です。
消毒液はアルコールではなく、次亜塩素酸ナトリウムを使用します。
- 処方の一例
- 自宅での感染症対策のコツ
- 嘔吐物と便の処理のポイント
以下の記事に知っておきたいことをまとめていますので、併せてご覧下さい。
次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を使用した消毒液の作り方も解説しています。
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細菌性胃腸炎
①5つの細菌の特徴
②症状の違い
③治療について
④アルコール消毒が有効
原因となる食品に特徴があります。
潜伏期間が長いものもありますので、思い当たる食品がないか確認します。
原因菌 | 代表的な食品 |
ブドウ球菌 | おにぎり・サンドイッチ |
腸炎ビブリオ | 魚介類とその加工品 |
サルモネラ | 鶏卵・牛肉 |
カンピロバクター | 豚肉とその加工品 |
腸管出血性大腸菌 | 牛肉・牛レバー |
細菌性胃腸炎の症状
主な症状は下記のとおりです。
- 下痢
- 発熱
- 腹痛
- 吐き気
- 嘔吐など
下痢はほとんどの方に現れます。
原因菌によって現れる症状が一部異なります。
特徴的な症状 | 原因菌 |
血便 | 腸管出血性大腸菌 カンピロバクター |
高熱を伴う激しい水様便 | サルモネラ カンピロバクター (ロタウイルスでも) |
激しい腹痛 | 腸管出血性大腸菌 (盲腸と間違われることも) |
診断と治療
ウイルス性の感染性胃腸炎と同様に、対症療法が基本となります。
カンピロバクター・サルモネラ・腸管出血性大腸菌については、症状によって抗菌薬の使用を検討します。
感染症対策
5つの細菌は全てアルコール消毒液が有効です。
調理器具を介して感染することもあるため、調理器具や食品にも使用できるアルコールがおすすめです。
飲食店で使用されているアルコール製剤を以下の記事で紹介しています。
詳細【感染予防】おすすめのアルコール消毒液|効果的な濃度と使い方
5つの細菌の詳しい感染経路や感染対策は以下の記事をご覧下さい!
発熱時のポイント
①悪寒がある時のポイント
②経口補水液のレシピ
③おすすめの食事
④栄養ドリンクの注意点
感染性胃腸炎は急性胃腸炎症状である下痢・嘔吐により、脱水になりやすい状態です。
高熱が出ることもあり、より一層脱水症の危険性が高まります。
発熱時の効果的な対処方
悪寒がある時は保温に努め、水分も温かい飲み物を摂ります。
悪寒がない時は脇の下・太ももの付け根などを冷やすと効果的です。
水分補給が最重要
脱水状態が起きると意識障害を引き起こすこともあります。
水分は経口補水液がおすすめです。
自宅で作れる経口補水液のレシピは以下の記事をご覧下さい。
関連発熱時のポイント|冷やす場所・経口保水液の作り方・コンビニの食事
食事は消化と口当たりがよく、エネルギーやたんぱく質が豊富な食事を摂りましょう。
- 茶碗蒸し
- 味噌汁
- ヨーグルトなど
栄養ドリンクはカフェインが含まれています。
市販薬や処方薬との飲み合わせが悪い場合もありますので、避けましょう。
以下の記事ではコンビニで買えるおすすめの食事も紹介しています。
発熱時に注意するべき症状もまとめていますので、併せてご覧下さい。
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うつさないポイント
①消毒に適した濃度
②効果的な使い方
③パストリーゼの使いみち
④パストリーゼの購入先
細菌性の場合、アルコール消毒が有効です。
食中毒を防ぐアルコール消毒のポイントとおすすめの商品を紹介しています。
感染の原因を知り日常的に対策することで、感染を予防しましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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