①退職後に精神症状が悪化
②現れた3つの主な症状
③退職後良くなった症状
私は退職後、適応障害と診断されました。
職場が1番の原因だったため「退職したなら3ヶ月程で適応障害もよくなる」と医師から言われましたが、新たに出現した症状がありました。
当時の主な症状は以下の通りです。
- 視界が曇った感じがする
- 普段平気なことが怖い
- 存在価値がないと確信する
在職中に現れた主な症状は、こちらの記事でお話しています。
詳細【適応障害】転職と引っ越しによるストレス|徐々に現れた症状編
この時も適応障害が悪くなっているとは思わず、まだ調子が悪いだけだと思っていました。
今回は退職後に現れた症状を3つお話します。
何となく視界が曇る
いつも不思議に思っていました。
しっかり見ようとしているのに、なぜか視界がクリアにならないためです。
自分の目で見ているのに、画面越しに見ているような感じでした。
具体的にはこのように感じていました。
- 常にまぶたが重い
- 視界が何となく暗い
- 今までと見え方が違う
目はしっかりと開いているのに常にまぶたが重い感じがして、視力も変わりないのに暗く見えていました。
上手く表現できませんが、暗くてぼんやりとモヤモヤしたような、薄いフィルターをかけたような感じです。
好きなことへの興味さえ失っていたので、感覚が鈍っていたのかもしれません。
綺麗な景色を見てもクリアに見えず、気持ちも鈍っていたため、感動することがなくなりました。
見えている世界と自分が離れている様な、言い表せない感覚が続きました。
この症状は半年以上、最後まで続きました。
普段平気なことが怖い
3つの症状の中で最も嫌だったのが、日常生活で怖さを感じることでした。
- 引越し先の方言(言葉遣い)
- レジでの支払いが怖い
- 人が多い場所
引越し先の方言が苦手になったのは、その方言を職場の上司たちが使っていたためかもしれません。
引越し先の方言が苦手になったことで、会話が聞こえる場所も苦手になってしまいました。
方言については、1年以上経ってようやく気にならなくなりました。
買い物が苦痛になった
医師から太陽光を浴びるようにアドバイスされていたため、毎日昼間に買い物に行っていました。
外出が目的であれば散歩でもよかったのですが、少しでも出来ることをしたかったためです。
夫は仕事があるため平日は1人です。
買い物に行くこと自体には問題がなかったのですが、なぜかレジでの支払いが怖くなりました。
レジに通してもらって支払うだけですが、不安な気持ちが現れてしまいます。
何とか我慢できる範囲ではありましたが、自分でも意味が分からず毎回とても苦痛でした。
これは自信を失う要因にもなってしまいました…
急激な不安感
人がとても多い場所に行った時、以下の症状が現れました。
- 急激な不安感
- 動悸と心拍数の増加
- ふらつき感と吐き気
- 息苦しさ
- 目の前が暗くなる
最終的には立っているのも辛くなり、椅子に座りしばらく休んでいました。
人混みで酔ったような感覚でしたが、精神的にも追い詰められるような感じでした。
話は変わりますが、退職した職場の元同僚からの連絡で、激しい不安を感じたこともありました。
職場を連想させるためか、内容を見る前から恐怖心に襲われてしまいました。
しばらくたっても不安と恐怖が収まらず、処方されていた抗不安薬を頓服して気持ちがようやく落ち着きました。
私の体調を気遣う文章だったのですが、耐えられない不安に襲われました…
存在価値がないと確信する
適応障害の症状が現れてから「消えたい」という気持ちをずっと持っていました。
退職後は思考力・判断力が更に低下し、以前の自分と今の自分を比べたり、周囲の人と比べたりして生きている意味を見失っていました。
- 仕事も家事も十分に出来ない
- 家族に迷惑ばかり掛けている
- 過去の自分と比較する
普段から劣等感はありましたが、生活がままならない状態を実感して本当につらかったです。
プラスの感情が著しく鈍り、その分マイナスの感情が大きく膨らんでいました。
マイナスなことにだけ過敏になっている自分が情けなく、存在している意味がないと決めつけていました。
早く良くなりたい気持ちが強く、現状を受け入れられないことが多かったです。
他の人が気にならないことが私にとっては問題である事実が、当時の私には本当に苦痛でした。
当時の私のように、今適応障害で苦しい方に読んでいただきたい本があります。
苦しみの原因や対処方法が分かりやすく、丁寧に書かれた本です。
- 思い悩む期間が減る
- 気持ちが少し軽くなる
- これからを前向きに考える
回復してから出会った本なのですが、私が悩み抜いた結果がこの1冊に書かれていて、本当に驚きました。
以下の記事にまとめましたので、適応障害でつらい方はぜひご覧下さい。
退職後に無くなった症状
最後に退職後、無くなった症状をまとめます。
- 緊張性発汗
- 肩こりと痛み
- 月経異常
- 睡眠障害
これらは退職後の早い段階で良くなりました。
私の場合は退職したことで身体症状は良くなりましたが、精神症状が悪くなったようです。
精神症状が悪化していく度に、自信が失われていきました。
「なぜこんな事が嫌なのかが分からない」「なんて弱い人間なんだ」と思うようになったためです。
「早く元に戻りたい、戻らないと!」という焦りもあり、とても苦しかったです。
私の症状や状態を踏まえ、家族や支えてくれる人にお願いしたかったことを記事にしました。
関連【適応障害】家族・恋人に必ず知って欲しいこと│接し方を解説
まとめ記事もありますので、そちらも参考にしていただけたら幸いです。
適応障害の経験談はこちらからどうぞ!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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