私は勤務先で特定健診・がん検診・採用時健診等の業務を行っています。
- 各検査の目的
- 健診内容とポイント
- スムーズに受けるコツ
どれも事前に知っていると役立つ情報ですので、ぜひ検査に行かれる前にご覧下さい。
健診や検診を受けるきっかけになれたら幸いです!
検査前日と当日に気をつけること
①健診前の食事
②検尿のコツ
③生理と尿検査
④採血の受け方
⑤心電図の受け方
食事を空ける時間・検査前に飲んで良い飲み物は決まっています。
食事が検査に影響を及ぼすためです。
- 食事は前日21時まで
- 水分は糖分や脂肪分がない物
- 水を摂っていれば間違いなし
検尿について
尿は中間尿を採取します。
生理の場合は基本的に検尿は行いません。
中間尿の採取方法、生理中に検尿を行わない理由は以下の記事を参考にして下さい。
関連【健康診断】前日に気をつけること|当日の検査の受け方【食事等】
採血のポイント
採血や注射が苦手な方は事前に伝えましょう。
転倒防止を目的に、ベッドに横になったまま採血を行います。
採血を受ける時、患者さんにお願いする3つのことがあります。
- 親指を中にして握る
- 終了までそのまま
- 採血後はしっかり圧迫
テープを貼ってもすぐには止まりません。
更に圧迫が不十分だったり、揉んだりすると内出血を起こしてしまいます。
採血を受ける時のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。
他にも知っておきたい豆知識を解説しています!
検査に影響する服装・しない服装
①検査に影響しにくい服装
②おすすめの服装と下着
着ていく服を気をつけるだけで検査がスムーズに進んだり、正確な結果が出やすくなります。
服装によっては検査が滞り、時間が掛かります。
正確な結果が得られず後日再検査が必要になると、費用もかさみます。
事前に確認しておくと安心です。
今までの経験を基に健診時の注意点と、おすすめの服装をまとめています。
レントゲンとブラの関係
①受診が難しい方に選択肢の1つ
②検査制度は病院と同等
③検査手順が勘弁
ホックやワイヤーを避けるため、ブラトップを着てこられる方は多いです。
ブラトップは一見問題ないように思いますが、実は間違いです。
実際に医療機関やその時の状況によっては、ブラトップを脱ぐこともあります。
事前に禁止している病院もありますので、注意が必要です。
着たままレントゲン検査を受けられるブラは、こちらでポイントを踏まえて解説しています。
特定健診の目的と項目
①特定健診について
①対象者の年齢
③受診券の送付時期
④健診項目の一覧と解説
特定健診は生活習慣病予防が目的の検査で、メタボ健診ともいいます。
対象者には補助金があります。
特定健診の対象者
40〜74歳までの健康保険に加入している方です。
勤め先で健康診断が実施されている方は、追加で特定健診を受ける必要はありません。
特定健診の検査項目
身体測定と採血、検尿を行います。
採血と検尿で検査する項目は下記のとおりです。
検査項目 | 詳細 |
脂質(採血) |
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肝機能(採血) |
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血糖(採血) |
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検尿 |
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検査の判定基準は以下の記事で詳しく解説しています。
がん検診の目的と種類
①がん検診の対象者
②各がん検診の内容
③検査を受ける時のポイント
がん検診は国がすすめる検診のことで、科学的根拠のある「5つのがん」が対象です。
- 胃がん検診
- 子宮がん検診
- 肺がん検診
- 乳がん検診
- 大腸がん検診
がん検診も特定健診と同様に一部自己負担で受けられます。
特定健診と同時受診が可能な医療機関もありますので、1度問い合わせてみて下さい。
がん検診の対象年齢は、こちらの記事で受診頻度と一緒に紹介しています。
職場の健康診断
①職場の健診の項目
②省略可能な項目
③定期健診の費用
定期健診といいます。
雇い入れ時と雇用後にも、年に1回以内の健診が義務付けられています。
労働安全衛生規則第44条によって定められた、11の項目にそった検査が行われます。
検査項目の詳細は下記の記事をご覧下さい。
関連【定期健診】職場の健診は義務です|条件を満たせば省略される項目も
健診項目の省略
年齢によっては検査項目は省略可能ですが、医師の判断が必須です。
35歳未満、36〜39歳の方は腹囲・血液検査・心電図検査が省略可能となっています。
胸部X線検査や喀痰検査も3つの項目に該当者しない方は省略が可能です。
こちらで職員健診の詳細をかんたんに解説しています!
自宅で出来る郵送検査キット
①受診が難しい方に選択肢の1つ
②検査制度は病院と同等
③検査手順が勘弁
現在は受診が難しい方に向けた、郵送検査キットがあります。
郵送検査キットは自宅で検体を採取して、郵送で結果が分かる検査です。
2週間で検査結果が届きます。
希望する方は、電話で医師から検査結果の説明を受けることできます。
検査出来る項目
男女で対象となるがんが異なります。
- 大腸がん
- 食道がん
- 前立腺がん
- 大腸がん
- 食道がん
- 乳がん
- 子宮がん
生活習慣病も調べる
- 糖尿病
- 動脈硬化
- 腎疾患
- 肝臓疾患
- 脂質代謝異常
- 高血圧
- 痛風・尿路結石
- 肥満度
- 栄養状態
かんたんな検体採取
血液と尿を提出します。
血液は指先から数滴採血を行いますが、腕で行う採血よりも痛みが少なく、一瞬です。
血液検査を数年受けていない、私の夫が実際におうちでドックを試してみました。
医療従事者ではない夫がおうちでドックを試してみた記事はこちらです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!