①かかりつけの病院へ持参
②原因を調べてもらう
③血圧計が問題ない場合
自宅で測る血圧が予想と明らかに違ったり、違和感はありませんか？
看護師として働く筆者が、お持ちの血圧計を正確か調べる方法を解説します。
血圧計の正確性を調べる
メーカーに連絡し点検を依頼するのも選択肢の１つですが、返却までに時間が掛かります。
すぐに調べたい場合はかかりつけの病院に持っていきましょう。
比較のため血圧計を持ち込まれる方はいますし、何度も経験しました。
血圧計の調べ方
受付で「血圧計の調子が悪いようなので、調べて欲しい」「病院の血圧計と比べて欲しい」などと伝えれば対応していただけると思います。
外来は受診者優先ですので、すぐに調べてもらえるとは限りませんがメーカーに送るより簡単です。
患者さんが持参した血圧計と病院の血圧計を使用して、測定値を比較します。
消耗品の交換で済む場合もあります。
それでも測定値に問題があればメーカーへ点検をお願いするか、買い替えになります。
病院ではメーカーへの点検依頼はしていませんのでご注意下さい。
問題が無い場合
病院で調べても問題がない場合、血圧計以外に問題があることが多いです。
①測定方法が間違っている
②仮面高血圧の可能性
意外と多いのが洋服による影響で、季節が変わった時に多いです。
厚手の洋服や袖が細い洋服を腕まくりをすると、血流を妨げたり感度に影響が出ます。
エラーの原因にもなりますのでご注意下さい。
測定方法は取り扱い説明書にも載っています。
説明書を紛失された方はオムロンの公式HPをご覧下さい。
「毎回病院で測ってもらっているのに気付かなかった」と言われたことがあります。
調べてもらった時に測り方のコツも聞いてみて下さいね！
仮面高血圧
自宅より病院での血圧が高い状態を白衣高血圧と言いますが、反対に家で血圧が高い方もいます。
これが仮面高血圧です。
ストレスや喫煙などが原因と言われています。
病院の測定値より家庭血圧の方が低い場合、仮面高血圧の可能性が高くなります。
仮面高血圧は血圧が高い時間が長く、一般的に白衣高血圧より循環器疾患になりやすいと言われています。
そのため仮面高血圧の方も継続した自宅での測定と記録が重要です。
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血圧計の調べ方のまとめ
まずは病院へ持参して下さい。
受診予定日が近ければその時でも構いませんし、持参できる時に持っていっても問題ありません。
血圧計に問題が無い場合、測定時の姿勢や巻き方などを見直す必要があります。
それでも血圧の測定値に疑問がある場合は、家庭血圧の記録と共に医師へ相談されて下さい。
仮面高血圧の可能性もあります。
仮面高血圧でない場合も、家庭での測定値が高血圧治療にも重要ですので継続をお願いします。
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これからも血圧測定が継続できますよう応援しています！
ここまでお読みいただきありがとうございました！
