①ビジュアルが多い
②理解しやすい内容
③実践に繋がる解説
現在勤務する病院には糖尿病専門医がいるため、患者さんに直接指導する機会も多いです。
日々糖尿病患者さんと関わるため、より専門的な知識が必要となります。
糖尿病は日常生活と密接な関係があり、患者さんからの質問や指導には、正確さと柔軟さが求められます。
そもそも糖尿病は糖尿病内科に限らず、多くの科で接する機会が多い疾患です。
今回は私が活用している参考書、勤務先でも採用されている医学書を紹介します。
糖尿病看護にオススメの参考書
糖尿病看護に必要なことが全て解説されている参考書です。
糖尿病の参考書で1冊だけ選ぶ場合、こちらの「糖尿病看護ビジュアルナーシング」をおすすめします。
糖尿病を1から勉強する方にも、糖尿病看護への理解を深めたい方にもオススメです。
基礎はもちろん、糖尿病に関連した知識を網羅的に学ぶことができます。
薬物療法についてはもちろん、小児の糖尿病・妊娠糖尿病・ステロイド・周手術期の糖尿病についても解説されています。
- 糖尿病の理解
- 糖尿病合併症
- 糖尿病看護技術
- 患者教育とセルフケア支援
図・写真・イラストなどのビジュアルが多く用いられており、分かりやすいです。
糖尿病に関することは全て網羅出来る参考書になっています。
残念ながら目次を全て記載することが出来ませんので、慢性合併症を例に挙げます。
- 糖尿病神経障害
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病腎症
- 糖尿病足病変
- 糖尿病腎症
- 生殖機能障害(ED)
- 動脈硬化(糖尿病大血管障害)
- 感染症
- 認知症
- 歯周病
この参考書は糖尿病専門医と仕事をする環境でも、大変役に立っています。
まずはこの1冊から学ぶと効率的です。
初めての方には糖尿病看護ビジュアルナーシングをおすすめします。
初めて糖尿病看護に携わる方も、すぐに活用できる参考書だからです!
病気がみえる糖尿病・代謝・内分泌
他科のシリーズも評判が良いです。
私は「運動器・整形外科」も持っています。
こちらは糖尿病を始め、甲状腺疾患・脂質異常症・尿酸代謝異常等の代謝・内分泌疾患についても解説されている医学書です。
糖や脂質の流れ、ホルモンの作用がビジュアルで表現されています。
糖の流れや、糖尿病に関与するホルモンの作用については「糖尿病看護ビジュアルナーシング」でもビジュアルで分かりやすく解説されています。
糖尿病について、より詳しく知りたい方には少し物足りないかもしれません。
病気がみえるシリーズは定期的に改訂されており、最新の情報を入手しやすいのがメリットです。
まずは全体像を知りたい方にオススメです!
インスリン・インクレチン製剤の本
「インスリン・インクレチン関連薬の自己注射 くすりとデバイス Q&A」は自己注射の指導に特化した参考書です。
インスリン注入器と、GLP-1受容体作動薬注入器・注入器用注射針の解説もあります。
- インスリン製剤
- インスリンアナログ製剤
- 自己注射指導のポイント
それぞれのデバイスについて、細部のポイントまで丁寧にまとめられています。
ここまで詳しい参考書は珍しいです。
インスリン製剤ついては製薬会社のマニュアルもありますが、それだけでは少々情報不足です。
毎日使用するデバイスについては、特にしっかり理解していただかないといけません。
こちらを参考にすれば、看護師側もしっかりと理解した上で、患者さんに指導することができます。
自信を持って自己注射の指導ができます!
自己注射は患者さんから直接質問される機会も多いので、ぜひ勉強してみて下さい!
看護師と糖尿病の参考書まとめ
今回は実際に購入し、勉強に使用した参考書を紹介しました。
まず1冊欲しい方は「糖尿病看護のジュアルナーシング」をぜひ購入して下さい。
私が最初に勉強を始めた参考書でもあるのですが、とても分かりやすく学びが多かったです。
私の経験上「糖尿病看護ビジュアルナーシング」「インスリン・インクレチン関連薬の自己注射 くすりとデバイスQ&A」の2冊があれば、初めての糖尿病看護で困ることはないです。
インスリンとインクレチンの参考書はテーマを絞っているため、ビジュアルナーシングよりページ数が少ないです。
しかし患者さんの立場に立った視点で解説されており、とても勉強になります。
この2冊は購入しても決してムダになることはなく、患者指導の面でも活躍してくれます。
どちらも実践に必要な知識が学べますので、ぜひ参考にして下さい。
また、姉妹サイトでインスリンの自動計算式も作成しましたので、こちらも併せてご覧下さい。
関連医療計算サイト│インスリンの残量(使用可能日数)を自動計算
糖尿病患者さんと関わる、皆さんのお役に立てたら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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