①事前に準備したい物
②何科を受診する?
③糖尿病専門医を探す
現在、糖尿病専門医のいる病院で働いています。
初診の患者さんの対応をすることも多いです。
体調不良や健診で糖尿病を疑われ、不安な気持ちもあると思います。
戸惑う患者さんもたくさん見てきました。
少しでも心配事を減らした状態で受診していただきたいと思い、今回記事にしました。
糖尿病が疑われたら病院を受診
必ず病院を受診しましょう!
「糖尿病と診断されたら…」と不安な気持ちもあると思いますが、そのまま放置してしまうと、血糖値を良好にコントロール出来るようになるまでに時間がかかります。
場合によっては意識障害を起こし、緊急入院となってしまう可能性もあります。
糖尿病は血糖コントロールが必要な病気です!
早めに受診することで、合併症を防ぎ健康寿命を伸ばすことにも繋がります。
糖尿病初診時の持ち物
勤務先で、初診の方に確認している物です。
受診時の状況等によって内容は変わります。あくまで一例になる点はご了承下さい。
- 健康診断の結果
- あれば紹介状
- お薬手帳
健康診断以外でも直近の採血結果があれば、ぜひ持参して下さい。
検査結果を参考にして検査内容を決めたり、比較するのに使用します。
普段服用されている薬があれば、お薬手帳を持参するか、内容が分かるようにメモに控えておくことをおすすめします。
飲み合わせの確認や服薬歴を確認します。
検査について
糖尿病の状態によって異なりますが、採血と検尿はほとんどのケースで行います。
心配な点は、事前に電話で確認することをおすすめします。
前日と当日の食事や薬の服用についても相談することができ、安心して検査を受けられます。
空腹での受診をお願いされた方は、以下の記事を参考にして下さい。
前日や当日の食事の注意点をまとめています!
関連【健康診断】前日に気をつけること|当日の検査の受け方【食事等】
糖尿病が疑われる時の問診内容
一例にはなりますが、こちらも勤務先で実際に問診している内容です。
- 糖尿病の家族歴
- 既往歴(これまでにかかった病気)
- 現在の生活習慣
- 飲酒歴と喫煙歴
- 職業と仕事内容
- 20歳時の体重など
糖尿病の問診は、プライベートに関わる項目も多くあります。
これらは、今後の糖尿病や合併症の予後を予測したり、治療の目標やプランを考えるうえで必要な情報になります。
何科を受診?糖尿病専門医を探す
お近くに糖尿病の専門病院がない場合は、内科を受診して下さい。
糖尿病専門医とは「糖尿病内科」や「内分泌代謝内科」などの診療科において糖尿病の専門的な診療を行う医師のことです。
「内科」の中で専門的な診療を行っている場合も含みます。
専門医の診療を希望される方は、日本糖尿病学会のHPより検索してみて下さい。
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糖尿病を疑われた時には
残念ながら、現代の医療において糖尿病は完治するとはいえません。
しかし糖尿病の方の生活を守るため、人生を少しでも豊かにするために新しい治療薬が常に開発されています。
糖尿病は上手くコントロールして、付き合っていく病気です。
病気と向き合うことは簡単ではありませんが、QOL(人生の質・生活の質)を保つためには欠かせません。
正しい治療で健康な方と変わらない生活を送ることができます。
この記事が治療の第一歩を後押しするきっかけになったら幸いです。
関連【メディミールレポ】食事制限に強い宅食!2つのセットを徹底比較
こちらで糖尿病の情報を簡単に解説しています!
ここまでお読みいただきありがとうございました!