①経験した私の実例
②求められるスキル
③最低限の看護技術を保つ
④外来の仕事内容
新卒で入職した病院を1年で退職しました。
急性期の呼吸器病棟に勤務していましたが、心が折れそうになり転職することにしました。
- 毎日不安でつらい
- 上手くいかず苦しい
- 看護師になったことを悔やむ日々
私にとっては、理想と現実は全く違うことを痛感した1年でした。
看護師経験1年では再就職に不安を感じますが、採用してくれる病院は意外と多いです。
今回は21歳当時、再就職した有床診療所についてお話しします。
転職するまでは不安で押しつぶされそうでしたが、転職後は毎日楽しくて嬉しかったです!
有床診療所への転職
ご存知かと思いますが「〇〇医院」「〇〇クリニック」などは全て診療所です。
無床診療所と有床診療所に分けられますが、私は有床診療所に再就職しました。
外来のみのクリニックは基本給が低く、募集している医療機関も少なかったためです。
再就職先の院長は消化器外科が専門で、標榜診療科は外科・内科・整形外科でした。
勤務形態
外来と病棟はシフト制でした。
常勤看護師7名と、外来担当のパート看護師1名でシフトが組まれていました。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
外来 | 外来 | 病棟 | 夜勤 | 休み | 病棟 | 夜勤 |
木曜日と土曜日は午後休診のため、外来担当の日であれば半日の勤務です。
GW・お盆・お正月は外来が休診のため、病棟勤務のみになります。
出勤人数も減るため、総合病院より大型連休に休みが取りやすかったです。
元旦などは上司が率先して出勤していたため、2交代制の割にはまとまった休みがありました。
シフト制のため苦手な先輩と一緒になる機会も少なかったです!
総合病院に比べ、プレッシャーもストレスも少なくなりますね!
給料と待遇について
唯一の不満は夜勤手当が安かったことです。
しかし総合病院よりも落ち着いた夜勤で、ストレスも断然少なくなりました。
待遇については以下の通りです。
※これらは5年以上前の金額です。
現在は地方でも基本給が上昇しています。
- 2交代
- 4週8休
- 夜勤は約4回/月
- 夜勤手当:6,000円
- 資格手当:5,000円
- 通勤手当:上限10,000円
- 医療費は全額病院負担
看護師2年目(21歳)で額面20万前後、手取りは17万円前後でした。
前年の急性期の病院勤務時に比べ、月に約4万円減額しました。
4万円は大きいですがサービス残業が当然な環境から、残業が少ない上に残業手当もしっかりつくクリニックへの転職だったため不満はありませんでした。
更に院長が診れる範囲であれば、検査はもちろん薬代まで病院負担だったのは嬉しかったです。
総合病院ではインフルの予防接種代も全額職員負担でした。
転職先は同居家族の予防接種代も全額病院負担で、本当に驚きました!
クリニックへの転職と不安
私は経験のが少なさが、1番の不安要素でした。
- 自信がない
- 環境に慣れるか心配
- 今後のキャリアへの影響
当時21歳で社会人経験自体も少なく、とにかく不安を抱えながらの転職でした。
しかし3か月間は日勤のみのシフトで即戦力扱いされることなく、安心して仕事を覚えることが出来ました。
院長は若い職員の採用を考えていたそうで、理不尽に怒られることもなく働きやすい職場でした!
必要なスキル
有床診療所であっても病棟で行われる基本的な看護技術があれば、大きな問題はありません。
採血・注射・点滴の技術は最低限必須で、健診業務の際に心電図をとることも多いです。
病棟ではマーゲンチューブ・PEG・CVポート・酸素・膀胱留置カテーテルを扱う頻度が多かったです。
外来の方が覚える業務が多かったですがルーチンワークも多く、早い段階で慣れました!
外来看護師の業務内容
医師の診療補助が主な仕事です。
クリニックによって仕事内容が変わるため、転職活動を行う時に最も気にしたい点です。
就職先では、レントゲン・エコー・消化器内視鏡検査の前処置や補助などを行っていました。
次々来院する患者さんに対応するため、同時進行で複数の業務を行う必要があります。
特定健診やがん検診、企業健診なども多かったです!
転職した感想
急性期の病院に比べると高度な技術が求められないため、ストレスは確実に減ります。
私は過剰なプレッシャーが減った分、仕事に集中することが出来ました。
しかし、これらに当てはまる方の転職先としては確実に不十分です。
- 急性期が好きな方
- 特定の分野を極めたい方
- 最新の医療に携わりたい方
私も転職前は今後を考えると、毎日心配しかありませんでした。
それでも、仕事の前に自分を大事にして生きていきたいと思ったため転職を決めました。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
詳細【看護師1年目】新卒でやめたいと思った時│後悔しない為に決める事
実際に働いてみると、在宅や地域に密着しているからこそ学べることも多いです。
私は転職して本当によかったと思いました。
- 夜勤もプレッシャーが少ない
- ストレスが大幅に減少
- 毎日を楽しむ余裕
訪問診療も行っていたため、在宅のリアルを間近で知ることもできました。
給料は下がってしまいましたが、自分に合った働き方でプライベートを楽しむ余裕も出来ました。
ワークライフバランスを重視する方にはオススメの就職先です!
私は地域医療の重要さを知り、急性期だけが看護師の働く場所ではないことを実感しました!
看護師の転職を成功させるには情報収集が重要
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そもそも、転職活動=転職が必須、ではないはずです。
現在の職場と照らし合わせることで、見えてくることも確かにあります。
ハローワークと転職サイトについてまとめた記事もありますので、ぜひ併せてご覧下さい。
多くの情報収集を手にすることが、自分にあった職場を見つける近道です!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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