①入院当日の流れ
②受けた検査・処置・説明
③手術前夜の食事と睡眠
卵巣腫瘍で大学病院に入院
個室には、シャワー・トイレ・洗面・応接セット・冷蔵庫・ロッカーがついていました。
入院当日は術前検査が行われます。
2日目の午前中に手術を受ける予定です。
術前検査
ほとんどの検査は外来で受けます。
外来は広いため、意外と寒いです。
カーディガンと靴下を着用して行きました。
病棟で渡された、検査順序・地図・診察券を持って検査を受けました。
- 肺機能検査(スパイロメーター)
- 心電図
- 胸部レントゲン検査
- 血液検査
経膣エコーは、病棟に戻ってから受けました。
今までの経過について聞かれたため、「数年前に1度だけ腹痛がありました。婦人科を受診しようかと思いましたが、そのままにしていました。」と伝えました。
すると先生から「婦人科を受診しないといけないってよく分かったね!」と言われ、少しドキッとしたのを覚えています。
医療従事者と知られると、不都合なことが起きることもあります…
[ad01]
腹腔鏡手術の前処置
術前の準備として以下の処置を受けました。
- 臍処置
- 剃毛
- 弾性ストッキングのサイズ
臍処置はおへそを綺麗にする処置で、剃毛はお腹側の陰毛を剃る処置です。
臍処置は、オリーブ油と綿棒を使用します。
痛みはありませんので、安心して下さい。
剃毛は電気カミソリを使用します。
陰毛は剃るのに意外と時間が掛かり、何とも言えない時間でした。
手術後に使用する、弾性ストッキングのサイズも測りました。
弾性ストッキングは術後の血栓予防が目的です。
担当した同世代ぐらいの看護師が、無表情・無言で気まずかったです…
改めて安心感を与える対応が大切ですね!
[ad01]
各医師からの説明
執刀医・麻酔科医が別々に来ました。
挨拶と各内容の説明を受け、全ての必要書類にサイン・捺印しました。
同意書に使用する印鑑は、【卵巣嚢腫】20代に手術を経験|入院時に必要な物・おすすめのもので解説してますが、シャチハタはNGです。
説明時に印象的だったこと
どの先生も親切に説明してくれました。
その中でも印象的だったことをお話します。
執刀医
状況によっては開腹手術になること、その時には夫に確認することなどを話されました。
お腹に二酸化炭素(炭酸ガス)を入れ、膨らませて手術を行うため、術後はお腹が張ることも聞きました。
最後に「切除した組織は見たいですか?」と聞かれたので、見たいと伝えました。
先生としては、まさかの返事だったようで驚かれたのを未だに覚えています。
せっかくだから…!と思い「見たいです」と返事をしました。
麻酔科医
女性の先生でした。
全身麻酔が行われること、眠った後に気管挿管(口から気管まで管を入れる)を行うことを話されました。
手術後の説明で1番不安だったのが、「気管から管(チューブ)を抜く時に、意識が戻ることがあります。一瞬苦しさを感じるけど心配しないで大丈夫ですよ。」と聞いたことです。
事前に聞いていないとパニックになることがあり、説明されたようです。
ただ、病室に戻るまで目が醒めないといいな…と思いました。
麻酔科医については気管挿管チューブ抜去時の話以外にも、印象的だったことがあります。
術中は、図のような状態になります。
当時マツエクをしていたのですが、麻酔科医の先生がそれに気付き「全身麻酔前にあてるガーゼで、どうしても取れてしまうかも」と優しく説明してくれました。
併せて「なるべく取れないように気をつけますね。」とも言っていただき、驚きました。
私としては取れること前提だったので、お気遣いが嬉しかったです。
手術前の食事と薬
夕食は流動食でした。
病院によっては普通食のところもあるようです。
夫が自分の食事を買って来ていたので、病室で一緒に食べました。
流動食は形がないのでメニューを見ながら食べましたが、正直美味しくはなかったです。
夫の食事が羨ましかったです…
睡眠導入剤
消灯前にマイスリーを渡され、服用しました。
病院によっては、下剤を服用するところもあります。
マイスリー服用後もなかなか眠れず、暗い部屋でぼんやりとテレビを見ていました。
10時頃、数年前に卵巣嚢腫の手術経験がある親友からメールがありました。
心配してくれている内容で嬉しかったことと、心強かったことを覚えています。
結果的には、4時間程眠ることができました。
なぜか入院前日の方が緊張で眠れませんでした
入院したことである程度、諦めがついたのかもしれません。
婦人科入院当日のまとめ
病棟内で同年代の方も見かけました。
入院当日は夫と母が付き添ってくれましたが、帰宅後は少し寂しかったです。
手術後に対しての不安があったので、消灯後は眠るまで卵巣嚢腫を経験した方のブログを見ていました。
手術前は不安がありますので、リラックスできる物があると良かったなと思います。
続き【卵巣嚢腫】20代で卵巣嚢腫摘出術|腹腔鏡手術当日のお話【術前】
卵巣嚢腫の経験談に興味がある方はこちらからどうぞ!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次に読まれている記事はこちら