2交代と3交代、学生の頃から「言葉の意味」はもちろん知っていました。
ただ、夜勤帯の長さが違うことしか理解していなかったので臨床に出てから驚きました。
実際夜勤に入りだすまで、「あの先輩、昨日日勤だったのに何で今日夜勤明け?」と思っていました。
私のような看護学生や新人看護師は少ないと思いますが、夜勤の実態については知っていただきたいです。
月に何回夜勤をしていたのか、夜勤前後の過ごし方など、私の実体験と共に解説します。
①日常生活にも影響が大きい
②2交代は約16時間勤務
③3交代は約8時間勤務
④次の勤務までの長さも異なる
2交代と3交代違い
まずは2交代と3交代の特徴をまとめます。
両方のメリット・デメリットをしっかり理解して、自分にあった勤務形態を選びたいですね。
メリット | デメリット | |
2交代 | ・身体のリズムを整えやすい | ・拘束時間が長い |
・比較的プライベートな時間を確保できる | ・疲れがとれにくい | |
・睡眠時間を確保できる | ・年齢を重ねるほど身体がつらい | |
3交代 | ・勤務時間が短い | ・休みが少なく感じる |
・拘束時間も短く精神的負担が少ない | ・勤務の間隔が短い時がある | |
・睡眠時間が短くなる | ||
・病院への行き来が多い |
病院によりますが2交代は約16時間、3交代では準夜と深夜にわかれますので各8時間程です。
3交代の方が勤務時間は短いですが、日勤から深夜といった勤務が組まれることも多いです。
この場合、帰宅後食事や入浴を済ませての睡眠になり、数時間の睡眠で勤務にあたることになります。
過去経験したシフト
病院によって異なりますが、以前勤務していた各病院の実際の勤務時間は以下の通りです。
日勤は8:30〜17:00
夜勤は16:30〜9:00
日勤は8:30〜17:00
準夜は16:30〜1:00
深夜は0:30〜9:00
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | |
2交代 | 日勤 | 日勤 | 夜勤 | 明け | 休み | 日勤 | 日勤 | 日勤 | 夜勤 |
3交代 | 日勤 | 深夜 | 準夜 | 休み | 日勤 | 日勤 | 深夜 | 日勤 | 休み |
上司によっては、シフトのバランスが取れていないこともありました。
希望休を考慮すると上手く組めないこともあるようです…
2交代勤務の実際
- 月4〜5回程
- 仮眠が取れないこともある
- 勤務後はゆっくり休める
- 睡眠時間を確保しやすい
明けの次の日は休みのことが多く、明けの日にしっかりと睡眠をとれば休日を楽しむ余裕がありました。
もし明けの次の日に日勤が組まれても、睡眠時間が確保できるのは大きなメリットです。
仮眠が十分に取ないと、朝方に疲れや眠気のピークが訪れ集中力が低下してしまうので、注意が必要です。
夜勤の勤務時間が長く、少ないスタッフで業務にあたるため大きなプレッシャーがあることも事実です。
当時は20代で体力も問題なく、私は2交代の方が好きでした。
3交代勤務の実際
- 月に8回程
- 深夜前に眠れないと辛い
- 拘束時間は2交代より短い
- 生活リズムが乱れやすい
私の勤務していた病院では「日勤→深夜→準夜」のシフトが基本でした。
日勤からの深夜ではしっかりと睡眠がとれず、朝方に疲れや眠気のピークがきていました。
休みは準夜の次の日に組まれることが多く、準夜明けは深夜1時が定時なので、2交代の明けに比べると自由に使える時間が少ないです。
時々深夜の次の日に日勤が組まれることもあり「日勤→深夜→日勤」の勤務はつらかったです。
睡眠に問題なく深夜に入ることができるのであれば、勤務時間が短く集中して勤務にあたることができる点がメリットです。
新卒時の病院が3交代で、深夜前は不安で眠れなかったです…。
個人的に3交代は、病院にいる時間が長く感じるため苦手です。
看護師の夜勤まとめ
プライベート・体力・考え方など自分の中で大切にしたい事を中心に、勤務形態を選ぶことができたらとても素晴らしいと思います。
生きていく上で仕事も大事ですが、まずは自分自身を大事にして欲しいです。
今後ライフイベント等で、働き方の変化もあるかと思います。
私も転職を経験していますが、毎回プライベートと仕事のバランスが取れるよう考えています。
夜勤のある病院以外にも就職先はありますし、どうか無理のない職場選びができますように!
みなさん1人1人にあった働き方を見つけ、幸せな毎日が送れるよう願っています!
ここまでお読みいただきありがとうございました!