①症状は1つだけ
②がん検診の受診時に発見
③精密検査の詳細
④手術のため大学病院へ紹介
私の場合、発見時は症状がありませんでした。
生理に関しても問題なく、よく言われる下腹部の膨らみも感じませんでした。
以前から月経痛はありましたが、特別痛みが強くなったり経血の量も増えてはいません。
卵巣腫瘍の発見後、行われた精密検査についても解説します。
卵巣嚢腫の初発症状
初めて症状を感じたのは、20代前半です。
夜勤前で眠っていた時、左下腹部の強い痛みで目が覚めました。
この時、産婦人科は受付終了直後だったため、消化器内科に行きました。
今思えば、電話で相談すれば診ていただけた可能性もあったと思います。
病院についた頃には痛みも消え、腹部エコーの結果も問題がなかったので、このまま放置してしまうこととなります。
症状があったのはこの時だけです。気になりながらも、忙しさからそのままにしていました。
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精密検査と診断
初発症状から2年後子宮頸がん検診を受けるため、生まれて初めて産婦人科を受診にしました。
尿検査を済ませ経膣エコーを受けた時に先生が「ん?うーん…」と言っているのを聞いて、何かあるんだなと悟りました。
エコーの結果、5〜6cm程の左卵巣腫瘍で手術適応と診断されました。
精密検査について
卵巣がん(悪性)の可能性も否定できないため、精密検査を受けました。
ただし精密検査だけでは、卵巣がんが完全に否定されるわけではありません。
「悪性の可能は高くない」と確認されれば、良性の卵巣腫瘍として治療が進むことになります。
卵巣がんの腫瘍マーカー
確認のため、採血が行われました。
結果は、異常なしでした。
腫瘍マーカーとは、対象の腫瘍があるときに増える物質のことです。
MRI(造影剤使用)
こちらは後日、総合病院で受けました。
造影剤を使用する時には、基本的に右肘の血管をキープします。
右の方が心臓までの血管の距離が短いこと、頸静脈の血流が早いことが理由です。
こちらも、卵巣がんが疑われる所見はありませんでした。
特に問題がなければ、右腕がおすすめです!
検査を受けて感じたこと
卵巣に出来る腫瘍は、約80%が卵巣嚢腫でほぼ良性です。
これを理解していても、やはり結果が出るまで毎日不安を感じていました。
検査後に造影剤の漏れが見つかりましたが、少量でその後も特に問題ありませんでした。
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紹介された病院
腹腔鏡下での手術と開腹手術、どちらにするかを聞かれました。
この時点でも「卵巣嚢腫」とはっきり診断されているわけではありません。
手術を受けないと最終的な診断が出来ないということです。
診療所or総合病院or大学病院
腹腔鏡手術で、がんが発見された場合には開腹手術に切り替わり、発見されなくても手術後の組織検査で診断が確定すると言われました。
併せて腹腔鏡手術を希望する場合、市内の総合病院か市外の大学病院へ紹介しますと説明を受けました。
開腹手術の方が侵襲性が高い(手術によるダメージが大きい)ため、私は腹腔鏡手術を選びました。
余談ですが同級生に会いたくなかったので、大学病院に決めました。
紹介された大学病院へ
この時は特に指定がなかったので、食事も普段通り済ませて行きました。
こちらでも経膣エコーを受け、手術適応であることが確認されました。
大学病院の入院予約
診察後に受付で、入院の説明を受けました。
早くても3か月後の入院予定で、入院日が決まり次第病院から連絡があると言われました。
病室の種類
説明時、病室の種類を決める必要があり大変困りました。
個室料金が1日9000円で、平均額より高かったためです。
悩みつつ個室にしましたが、最終的には、個室で本当によかったと心から思いました。
手術後はとてもきつく、他人の存在を感じることも嫌になってしまったからです。
経済的に問題がないのであれば、個室を強くおすすめします。
4泊5日と短い期間だったことが1番の理由です。
診断から入院予約までのまとめ
卵巣は最も腫瘍が生じやすく、自覚症状が現われにくいことから「沈黙の臓器」といわれています。
卵巣嚢腫で最も怖いのは、子宮とつながっている部分がねじれる茎捻転です。
5~6cm以上になると起こす危険性があり、手術適応となります。
完全にねじれると、卵巣に血液が届かなくなり壊死(組織が腐る)します。
完全にねじれず元に戻ることもあり、その場合には痛みはいったん治まります。
私の場合この状態だったと考えられます。
続き【卵巣嚢腫】20代に手術を経験|入院時に必要な物・おすすめのもの
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ここまでお読みいただきありがとうございました!